シャナコ前提のソニ+ナコSS。ソニックが酒絡みでついやらかしてしまう瞬間シリーズ。
①ナックルズを自分のマンションに連れ込み朝まで飲み明かして二人で泥酔
シャドウが仕事で忙しい時を上手に狙って、ナックルズを自分のマンションに連れ込むソニック。
(俺とナックルズは親友なんだから、別に宅飲みするくらい、どうって事ないだろ)
そう思ってるソニック。でも何故か無意識にシャドウの忙しい時を狙って、シャドウに許可を取らずにナックルズを呼ぶ。しかも調子に乗って泥酔するし、泥酔させる。
シャドウは帰宅してナックルズがいない事に気付く。スマホに連絡を入れても音沙汰なし。
(ソニックだな)
経験上すぐに気付く。ナックルズが連絡つかなくなるのは大抵ソニックのせい。
でも、ソニックが側にいるならナックルズに身の危険はないはずだし、ソニックがナックルズに手を出すとも思えない。たまにはナックルズだって親友と一緒にリフレッシュくらいしたいはず。
シャドウはそれでもイライラする。
(嫌な予感がする。そもそも、二人で遊ぶのはいいが、何故いつも連絡が取れなくなるんだ)
明け方近く、ようやくナックルズからメッセージが入る。
「わるい、。今きづいた そにつくのとこいるあ おまえもくるか?。」
ガタガタのメッセージ。どう見ても泥酔している。
シャドウは車を走らせ、ソニックのマンションへ突撃する。フラフラのナックルズが出迎える。
泥酔して床に転がっているソニック。
氷のような表情でソニックを蹴っ飛ばすと、キレながらソニックが起き、そしてさっと顔が青ざめる。
「君が反省しないなら、今から君のベッドの上でナックルズを可愛がってもいいんだぞ」
シャドウの脅し文句と二日酔いのダブルパンチで眉をしかめながら、ソニックは「悪かったよ」とかろうじて吐き出した。
②ナックルズと居酒屋をはしごして飲み明かし、二人で泥酔。公園で二人で爆睡
仕事で遅くなったある日、シャドウは帰りの車の中でナックルズにメッセージを送ったが、既読がつかない。なんとなく嫌な予感がして通話を試みるが、やはり連絡がつかない。
(ソニックか)
自分が多忙な時にナックルズと連絡がつかなくなるのは、大体ソニックが犯人。
(だから、二人で遊ぶのはいいが、何故僕が多忙な時を狙って、かつ何故連絡がつかなくなるんだ)
しつこく着信を入れるのは格好悪いと思い、あきらめて帰宅する。
自宅に着き、部屋を見て回るが、やはりナックルズはいない。スマホの画面を見て、愕然とする。午前2時過ぎ。
こんな時間まで外で遊んで、しかもメッセージのひとつもない。
シャドウはイライラしながらナックルズに着信を入れた。しつこく何度かかけてみて、ようやくろれつの回らないナックルズが電話口に出る。
「あー、シャドー、わういな⋯⋯そにっくと、のんれて⋯⋯」
「ナックルズ。飲むのはいいが、もう2時過ぎだぞ。どこの店で飲んでいるんだ」
「店れ、のんれて⋯⋯閉店れ。いま公園れよ。よこになって、ねてたんらお」
シャドウの体温が氷点下まで下がる。
「どこの公園だ。そこから動くな。すぐに迎えにいく」
シャドウは公園名を聞き出して、急いで迎えに行った。
公園でぼんやりした顔で地面に座り込んでいるナックルズを発見。真っ先にナックルズの体調と安全を確認。
次に、その隣りで、幸せそうな顔で大股開いて転がっているソニックを発見。
引きずっていって、公園の端のドブに捨てて行こうとする。
「やめろ。俺がさそった。俺がわるい」
ナックルズに止められる。
仕方ないので、ナックルズと一緒にソニックも車の後部座席に乗せて連れて帰る。
昼前になって、シャドウのマンションでようやくソニックが起きる。
シャドウは冷たい笑顔で言いかけた。
「貸しひとつだ。今度君の目の前で、僕とナックルズの⋯⋯」
「借りは仕事で返す。俺を使って気持ちよくなろうとするのはやめろ」
ソニックはたまらず言い返した。
シャドウは残念そうに舌打ちして、挽きたてのコーヒーでソニックをもてなした。
③ナックルズをカラオケに連れ込んで二人で泥酔
仕事で遅くなったある日、シャドウは帰りがけにコンビニに寄って、ドリンクを買おうとして、ナックルズが食べたがっていた新商品のお菓子を見つけた。
ふっと微笑み、お菓子を手にとろうとしたが、嫌な予感がして、何も買わずにコンビニから出て、ナックルズに電話をしてみた。
やっぱり電話に出ない。電話を切り、スマホ画面を見る。深夜の12時ぴったり。
(寝ているのかもしれない。しかし、僕より先に寝る場合、律儀な彼は、必ずメッセージを入れておいてくれるんだが⋯⋯)
社用車で自宅に帰る。やっぱりナックルズはいない。
(つまり、ソニックだ)
ナックルズに電話をかける。今度はすぐに出た。
「あー、シャロウ。しごと、おわったろか?おれあ、そにっくと、からおけにいうんらお。⋯⋯おれ!おれ!おれ!おれ!⋯⋯じゃんぼりー!いえー!ふー!ブー!」
「頼むから、酔うか歌うかどっちかにしてくれ。どこのカラオケだ。すぐに迎えにいく」
シャドウは、懐メロを熱唱するソニックに合いの手をいれるナックルズから、なんとかカラオケの店名と場所と部屋番号を聞き出し、大急ぎで迎えに行った。
シャドウがつく頃には、ソニックは泥酔しきってテーブルに突っ伏し、ナックルズはヘラヘラしながら力なくタンバリンを揺らしていた。
シャドウはナックルズに冷たい水をゆっくり飲ませると、ソニックを頭からゴミ箱にぶち込もうとした。
「やめろ。おれがソニックと、あそびたかったんら。おれがわるい」
ナックルズが制止する。仕方ないのでソニックも車でマンションに連れて帰る。
明朝、シャドウはソファで寝かせていたソニックを起こした。
ナックルズを寝室で休ませたまま、ソニックを美味しいブランチでもてなしながら、ナックルズの寝姿がいかにうつくしいかを延々と話して聞かせた。
ソニックは遠い目をしながら、この気難しい天才に溺愛されている親友を祝福しつつ、早く帰らせてくれと切に祈った。