第15話解説です。
右腕の儀式によりシャドウノ魂は安定に向かいますが、聖母は儀式を他の者(キュイ)へも向けようとします。

観察者(キュイ)は以前、賢者へと変化し、聖母(ナックルズ)を支えた事があります。そこで聖母は冥界の断罪者と同じように、喜ぶならばとキュイにも右腕の儀式を許可しようとする。
キュイは中立である観察者の立場へと戻っているので、右腕は受け取らず、観察しようとします。
冥界の断罪者(シャドウ)は嫉妬で暴走しかけますが、ここでも自己断罪の刃を振り下ろし、その場から逃走します。
社会・恋愛の象徴であるルージュは聖母に神話の外から、人間としての言葉を投げかけます。
「線引きって、大事よ。本当に大事なものは、誰にでも簡単に渡しちゃいけない。自分を大事にしてくれる人のためにも、ね」
そこで聖母は断罪者の元へと向かい、右腕の儀式のルールを追加します。
右腕を噛んでいいのは、シャドウだけ。
ここで聖母(ナックルズ)の右腕そのものが、断罪者(シャドウ)のためだけの、個人の独占的な聖域(帰るべき場所)としてはっきりと定義されます。
そうしてシャドウとナックルズが、この契約により、一層深化した、唯一の関係で結ばれた事になるのです。
第16話に続きます。